「待合室は天気の良い日の昼間はできるだけ消すようにしています。事務所内も昼休みには消灯していますが、売店部分はさすがに消すわけにはいきません。
駅の照明はタイマーで、夜間は電車最終が通る11時半以降(12時頃)自動的に消灯し、駅が開く時間に点灯するタイマー設定に香南市役所で設定されています。これは夏冬関係なく、列車の運行に従っているので、事務所は職員が退社時に消灯しますが、基本的にはタイマーで全消灯になるので「消し忘れ」ということはありません。トイレの照明や水道はセンサー式に替えてありますので無駄がありません。」
「以前はこんなに消灯を気遣ったりはしていませんでしたが、今はこまめな消灯、節約にスタッフ全員で取り組んでいます。コピー機なども最初は省エネタイプではありませんでしたが、エコモード付きの機械に替え、水道も最初は蛇口式のものもあったと思いますが、壊れたらポス式のものに替えて節水できるようにしました。
部屋には冷蔵庫が2台ありますけれど、うちは特産部門といってカタログ販売の地場産品の通販をしているので、どうしてもこういった営業用の冷蔵庫が必要です」(元久さん)
「暖房は駅舎がコンクリートで大変冷えるため27度で入れています。待合室は暖房がないのでとても寒いのです。せめて石油ストーブでもあればいいのですが、ここは上に電車の線路が通っているので火気厳禁なので使えません。暖房器具は事務所の会議室のエアコンと、個々の足下の電気ストーブしかないんですよ。そのため、冬は暖房代がどうしてもかかる可能性がありますが、駅では安全が最優先事項なのでやむを得ません。」
「コピー機器はエコモードになっていて、パソコンなどは席を外すときは何もかもオフにするわけじゃないですが、基本的に切っています。
手洗いの洗剤や水道はセンサー式にしてから、かなり削減できているのではないでしょうか。」
「照明は蛍光灯を買い替える場合に限りLEDにとり替えています。ただ、通常の照明の部分は対処できますが、LEDに替えられない特注の照明部分があり、市販の規格が合わず特注のLEDになると言われたら、香南観光協会で維持費として計上しなくてはならないため、残念ですけど通常の蛍光灯で対応していくしかありませんね」(元久さん)