グリーンチャンピオン

グリーンチャンピオンレポート 株式会社日産サティオ高知 野市店

  • 業種:カーディーラー
  • 従業員数:9 人
現場のエコを率先するグリーンチャンピオン。照明は使わないところは基本つけてないです。間引きをして、できる限り節約しようという意識で積極的にエコに取り組んでいます。
今回は株式会社日産サティオ高知 野市店のグリーンチャンピオン、工場長の横田和樹さんにお話をお伺いしました。
「事務所は通常、お客さんの出入りもあるので午前中から照明をつけていますが、工場の方は使用する場所だけしかつけません。暖房は夕方暗くなって寒くなってから使うぐらいで、朝からつけていることはありません。
工場の作業環境は外ですから寒いんですね。事務所で朝から暖房を効かせていると、出入りで暑い・寒いと繰り返すと体調を崩しますから、そういう意味でもつけていないのです。ただ、寒くなって暖房を使うと20度設定ではとても間に合わず、25度、28度と設定しがちですね」(横田さん)

「節水」のためにできること

「節水」というのは我々の仕事柄なかなか難しいことなんですね。工場では洗車機やスチームなど、クルマに水をかけっぱなしにしなくてはいけない作業もあります。それで、うちでは、「仕事が終わったら、水道の蛇口をしっかり閉めて帰ろう」ということにしています。
通常は機械につながった水は機械の手元で止まるので、蛇口はそのまま開けっ放しにしておくものですが、昔、朝出社したら、水がじゃんじゃん漏れていたことがあったんです。それを見て、「これはもったいないじゃないか!」ということになって、それから、多少手間がかかってもしっかり蛇口を締めて帰るようになりました。
工場ではエアを溜めるコンプレッサーをずっと動かしています。コンプレッサーは中の空気圧が下がるとスイッチが入って自動的に稼働する仕組みです。コンプレッサーの先に機械をつなげっぱなしにしていると、タンクのエアが手元の取り付け付近から微妙に漏れていくんですよ。
そのため、知らないうちに圧が下がって夜中誰も居ない時に勝手にコンプレッサーの電源が入ることもありますし、そんなことを繰り返しているとコンプレッサー自体も傷みます。だからタンクのエアが無駄に抜けないよう、繋いだ機械もちゃんと外して帰ろうということになりました」(横田さん)
「仕事が終わったら、水道の蛇口をしっかり閉めて帰ろう」

仕事のスタイルを変える

「営業マンは例えばクルマで出かけますから、ガソリンをよく使います。今は、昔みたいにぐるぐる無駄に出かけず、会う人とアポイントを取って、ちゃんと会える場所を把握してから出かけて行くようになりました。その分、燃料費も随分下がりましたよ。あるいは電気自動車を使うことで環境に配慮することもできるようになりました。
事務所のみんなは協力的で、水道蛇口が締めきれていないときには「おーい、誰なや~!」となる(笑)。

昔はトイレのタンクにゴミが入ってしまい、水がずっと流れていたなんてこともありましたけど、今は3時間ごとにトイレチェックをしている時代なのでそういった無駄はなくなりました。工場の方にもお手洗いがあるんですが、ここは男性しか使わないわけですから「使わん時には換気扇も止めて、網戸にしちょいたら、電気もつけんでえいろう!」と思っているところです(笑)」(横田さん)

ショールームの工夫

「ショールームはお客様のために暖房を入れていますが、受付は自動ドアの開け閉めがあるため温度も上下してつらいと思いますので、足下にストーブを置いて使いたいときには使ってもらうようにしています。
電灯に関しては日産の看板だけは常時点灯する規則になっていますが、それ以外は午後9時には消灯します。

なるほどなぁと思ったのは、天井のスポット照明をLEDに替えたらものすごく省エネになったことです。ここは天井が高いので、白熱球だった頃は業者さんが脚立を入れて大仕事になるんですよ。たとえば20個切れたら20万かかります。それに比べてLEDの初期投資は高いけれど、元は余裕で取れたと思いますよ」(横田さん)
グリーンチャンピオン 横田和樹さん
グリーンチャンピオン 工場長 横田和樹さん
エコはやっているうちに「もったいない」という気持ちが出てきます。この気持ちをスタッフ全員で共有し続けることができたらいいなと思います。

会社情報

日産サティオ高知 野市店
〒781-5232 高知県香南市野市町西野2542番地1
TEL:0887-56-5523 FAX:0887-56-5532
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